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2020.6.5

[新型ウイルス]子どもの虫歯増える恐れ 休校で食生活に乱れ 検診も延期 受診控えず保護者は注意を

新型コロナウイルスの感染拡大に伴う長期休校による食生活の乱れなどで、子どもの虫歯の増加が懸念されている。自粛生活で治療を控える子どもが少なくないほか、毎春行っていた歯の定期検診を延期にした自治体もある。県内の歯科医は「歯に違和感があれば、自己判断せずにかかりつけの歯科医に相談してほしい」と呼び掛けている。

胎内市の新栄町歯科医院では、4月ごろから小学生を中心に虫歯の患者が増加。特に乳歯に多く見られ、例年に比べて2~3割多いという。同医院の佐久間利喜院長(48)は要因として、甘いおやつの取りすぎなど臨時休校による食生活の乱れを指摘。「虫歯の治療は早期発見・治療が大切だ」と訴える。
県歯科医師会の佐藤圭一専務理事(61)=新潟市西蒲区=は「子どもには甘味を制限し、しっかり歯磨きをさせることが大切だ」と強調。「長期休校で子どもの生活管理や健康管理を学校ができなくなった。特に乳歯の状態が心配だ」と懸念する。
県内の学校では、休校で虫歯を予防するフッ素洗口が休止になったり、毎年春に行う定期検診が延期になったりしている。感染リスクを避けるため、給食後の歯磨きを見合わせている学校もある。専門家はこれらによって、さらに虫歯が増える可能性を危惧する。
専門家によると、乳歯は半年に1回の検診が理想的だが、学校での検診は原則年1回。新型ウイルスによる延期で、検診のない期間はさらに長くなる。乳歯の虫歯を放置することで、生え替わった永久歯にも虫歯が出やすくなる影響があるという。
コロナ禍で子どももストレスを抱えている。ストレスによる口の渇きが虫歯のリスクを高めるほか、マスクで常に口を隠すことによる気の緩みも治療の放置につながりやすいので注意が必要だ。
佐藤専務理事は「かかりつけ歯科医に相談して検診代わりにチェックしてもらうのがお勧め。保護者は子どもの歯の様子をよく観察してほしい」と話した。

2020年6月4日

 

写真=中学生を診療する佐久間利喜院長(左)。長期休校による食生活の乱れで虫歯が増えているという=胎内市の新栄町歯科医院

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