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2020.5.8

佐渡出身の大学生ら 故郷の中高生を支援 学習関連気軽に聞いて 「格差」解消へSNS活用

新型コロナウイルスの影響で休校が長引く故郷の中高生の学習を支援しようと、佐渡市出身の大学生がメールや会員制交流サイト(SNS)で質問に答えるプロジェクトを始めた。オンライン学習の環境が充実する都市部との「格差」拡大を懸念した。後輩たちに「問題の解き方から集中の保ち方まで気軽に聞いてほしい」と呼び掛けている。

発起人となったのは、佐渡高を卒業し、慶応大文学部で文化人類学を学ぶ3年村川剛さん(20)。相川中の先輩だった深見陸さん(22)=東京大大学院1年=とともに4月26日からSNSで発信を始めたところ、全国の同郷の有志が賛同した。
メンバーは京都大大学院、東京外国語大、岩手医科大、新潟大などで学ぶ13人と社会人2人。幅広い専門分野を生かし、各科目の指導・相談に応じる。ホームページ(HP)にメールや無料通信アプリのLINE(ライン)などの連絡窓口を載せ、生徒がやりとりできる。画像添付や郵送により課題添削にも応じる。
休校中にオンライン指導をする島内の学習塾などもあるものの、家庭によって経済状況や通信環境は異なる。村川さんは「都市部や経済的に余裕がある人と、そうでない人の学力差が広がってしまう危機感があった」と説明する。
自身もほぼ独学で合格した難関大でハンディを感じていた。「周りに地方出身者は少なく、予備校で効率的な勉強をしてきた人が多かった」と言う。
その実感を強めたのが今回のウイルス禍。大学の授業開始が遅れ、形式もオンラインとなった一方で、神奈川県の下宿先は通信環境が整っていなかった。生活費の不安もあり2月下旬から実家に戻っていた中で、後輩たちの境遇に思いをはせたという。
「競い合う仲間に会えず、意欲や生活のリズムを保つのも大変だと思う」と心配する村川さん。「今の時期、自分が将来何をしたいか考え、目標を設定することが大切」と強調し、その後押しをしたい考えだ。
相談は無料。HPのURLはhttps://www.sado-study.net/

2020年5月2日

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