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2020.1.31

すくう和紙思い出重ね 十日町・松代小児童 卒業証書を手作り

「伊沢和紙」の伝統が残る十日町市松代地域で、松代小学校の6年生が、卒業証書に使う和紙の紙すきを行った。自分だけの証書を目指して、真剣な顔で取り組んでいた。
松代地域の伊沢地区では、江戸時代から和紙作りが行われていた。昭和30年代に一度途絶えたが、現在は地元有志が継承する。卒業証書用の和紙作りは、地区内の旧孟地小が取り組んできた。2014年、松代小に統合されて以来、引き継がれている。
紙すきは17日、旧孟地小校舎で行われた。6年生15人が、同市犬伏にある「伊沢和紙工房 欅(けやき)」の山本貢弘さん(39)らの指導で挑戦した。
児童は簀(す)を挟んだ木枠を両手で持ち、水に溶いたコウゾの繊維をすくい上げた。「重い」「難しい」と言いながら、縦横に揺すって繊維が均等に行き渡るようにすいた。1人2枚ずつ完成させた。
6年生は昨年、コウゾを収穫し、皮をはぎ、たたいて、原料から準備した。「世界に一つだけの卒業証書を作ることができてうれしい。1枚目は緊張して失敗したけれど、2枚目はうまくいった」と、完成を楽しみにしていた。
和紙は乾燥後に卒業証書用に印刷され、3月24日の卒業式で渡される。

 

2020年1月22日

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