2019.12.2
長岡技科大 大学入学共通テストの国語記述式問題活用しない方針
大学入学共通テストの国語で導入される記述式問題について、県内の3国立大のうち、長岡技科大が活用しない方針を示していることが29日、分かった。代わりに大学独自の試験で思考力や判断力、表現力を評価する。
共通テストの国語記述式では、採点ミスや、自己採点と実際の成績のずれが出願先の決定に影響するとの懸念が指摘されている。
同大は「採点態勢が不安視されていたため、大学独自での作問、採点を検討してきた」と説明する。一般選抜では、共通テストの国語で従来のマークシート方式のテストのみを合否判定に活用。大学独自の試験で数学、理科に加えて国語を課し、共通テストの記述式に準じる問題などを出題する。同大入試課は「独自の出題によって、本学が求める能力や資質を適切に判断したい」とした。
共通テストの国語記述式は、小問三つで構成する大問一つが出題され、A~Eの5段階で評価される。
新潟大、上越教育大は段階評価を点数に換算し、マークシート式の得点に加点して活用する方針を表明している。
2019年11月30日