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2019.8.21

なぜ?なに?教育改革 9  共通テスト・国語(下) 記述式「正答条件」で評価

 前回の話で、新しい共通テストの国語の記述問題がどういうものかなんとなく分かったけれど、点数はどうやって付けられるんだろう。

<5段階で分類を検討>

J先生 国語の記述問題の採点は、評価を50点とか80点といったように点数化はせず、それぞれの小問を正答の条件を満たす度合いによってa~dの4段階に評価する。その評価を基に、図のようなイメージで記述問題の総合評価をA~Eの5段階に分類することを検討しているよ。
美咲 小問っていうのは記述式で3問出る問いのことよね。確か(1)と(2)が短めの記述で、(3)が120字ぐらいの長さで答えるのじゃなかったかしら。
J先生 そう。その3問の解答ごとに、正答に必要な要素がちゃんと含まれているかを採点官が1つ1つチェックする。その結果がa~dに評価されるんだね。
 なるほど。この図によると、例えば(1)がa、(2)がc、(3)がbだったら、それをクロスさせたところのエリアが全体の成績になるってことか。この場合はBということだね。
J先生 記述式の場合、正答の書き方は言い回しなどが1つでは決まらないから、採点する側は不公平がないよう、特に気を付けてやらないといけない。
美咲 マークシートみたいに機械で一気に採点することができないものね。でも、それだと、採点をする人によって点の付け方が違ったら困るわね。

<採点精度向上が課題>

J先生 そうだね。大学入試センターは共通テストの採点を業者にも委託するという方針だけれど、前回の試行調査ではまだまだ採点にばらつきがあったり、受験生の自己採点結果と一致しないという指摘もあったりしたんだ。なので、採点の精度をもっと上げることを課題にしているよ。
 大丈夫かなあ。なんだかちょっと心配になってきちゃったよ。
J先生 センターは試行調査の結果を踏まえて、本番までに設問やシステムの改良を続けていくということだよ。

翔(しょう) 高校2年生の兄。来年受験の切迫感はあまりない。
美咲(みさき) 中学1年生の妹。受験や勉強のことは兄を参考にしようと考えている。
J先生 教育問題に詳しい先生。いろんなことを分かりやすく解説するのが得意。

 

2019年8月11日

 

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